「いくらいくら儲けたい!」
「いくら儲けなければならぬ!」
とそんな横着な考えでは人間は生きていけるものではない。
豊田佐吉翁正伝編纂所「豊田佐吉伝」より
勝者の心得
昨年6月の就任会見で、豊田章男(トヨタ自動車社長)は曾祖父の豊田佐吉が掲げた「豊田綱領」を引用した。「「産業報国の実を挙ぐべし」(よい物を作り社会に貢献すること)という理念を改めて共有します」と。世界一になることを急ぎすぎたトヨタは、佐吉から見れば少々「横着」だったということの反省でしょう。
「いくら儲けたい!」と考えることが、なぜ横着なのか。「世間」には自分のほかに他人がいる、他人がいるから飯も食えるし、着る物も着られるし商売もやっていけるのです」。要は、自分本位では世が栄えず、結果的に自分の首を絞めると言うことです。平凡な言葉ですが味わい深いものです。佐吉は数十年かけて開発した自動織機を惜しげもなく一般に公開しました。常識ある事業家たちはその行動を笑いましたが、これがきっかけで多くの織布会社の生産性が上がると佐吉は我が事のように喜んだと言います。この奉仕の精神が「世界のトヨタ」の源流にあるものでしょう。
敗者の錯覚
「心配している時間ほど無駄な時間はない」
名経営者であれ平凡な経営者であれ、1日に与えられた時間は24時間で変わりません。にもかかわらず名経営者はまるで1日が25時間、26時間あるかのように成果を挙げていきます。
平凡な経営者にはこなせない多くの懸案を片付け、会社を成長させてゆきます。名経営者が時間を有効活用できるのは仕事が速いからだけではありません。彼らは不要な心配をしないで、成果を挙げる為に必要なことだけに時間を使います。歴史に名を残す経営者の多くが、明るくハツラツとしているのは、くよくよ思い悩む習慣がないからです。
名経営者にも、心配事や悩み事は当然発生します。しかし成果が上がる経営者と上がらない経営者では、心配の性質が大きく違います。名経営者は「起きる可能性が高く、なおかつ対策が可能な問題」について悩むが、「起きる可能性が低い問題」や「対策が不可能な問題」にあまり悩みません。「めったに起こらないこと」に気をもんでも杞憂に終わるし、「対策のしようのないこと」について悩んでも、無駄な時間と考えます。
一方平凡な経営者は「悩んでも仕方のないこと」程心配し、眠れぬ夜を過ごします。
名経営者の悩みは「答えがある悩み」である為、真剣に考えればやがて正解にたどり着きます。だから名経営者は心配している時間が少ないのです。それに対して、平凡な経営者の悩みの多くは、そもそも答えがない。ここで答え探しの堂々巡りを始めると、他の重要課題の解決に必要な時間が奪われます。心配性の経営者は現状維持の選択を好み、会社の経営のリスク回避優先になる傾向が強くなります。その結果、思い切った事業展開が出来ず、会社の活力を失う原因を増やしがちです。万一の事態への心構えは大切ですが、不要な心配ばかりに囚われると、物事はおうおうにして前に進みません。
私は勝者でもなく敗者でもない実に平凡な経営者
長い商売を通じて、実は商売が上手くいったとき、それも大成功した時、今でもその理由が定かではありません。「後出しジャンケン」のように、相手の出方が判ったわけでなく、何か周到な対策を打ったわけでなく、本当に天からの贈り物のような経験が何度かあります。
一方、長年の計画を温めていよいよ計画実施「GO!」のサインを出した事業で、まともな成績を収めたビジネスもあまり経験したことがなく、経営者としては誠に平凡な「敗者の錯覚」の連続でした。そこで10年前から「儲けよう!」「これだけ業績を上げよう!」という目標を捨てました。毎月の業績に一喜一憂することなく、毎月お声をかけてくださるお客様に、ひたすら感謝の気持ちをお伝えすることを始めました。もちろん売り上げも減り、賞与の出ない会社では一人、また一人職員が退職していきました。売り上げも半分、社員も半分になり始めた頃から利益が上向いてきました。おかげさまで「今日100年に一度の不況」と言われますが、今年もわずかですが利益をいただいており、誠にありがたいことです。
会社の大小、利益の大きさでなく、事業継続のみ考える経営者に、あまり悩みはなく、その限りでは勝者ですが、大きな決断もせず毎日過ごすわが身は、敗者のようでもありと、そんな心境で毎日を過ごしています。
平成21年9月吉日
ミスズユニム株式会社 代表取締役 今井 将裕
オリジナルユニフォームのミスズユニム株式会社 オフィシャルページ
http://www.misuzu-unim.co.jp
ユニフォームのお問い合わせ
http://www.misuzu-unim.co.jp/inquiry/index.html
ユニフォームカタログのご請求
http://www.misuzu-unim.co.jp/inquiry/index.html#catalogue
「いくら儲けなければならぬ!」
とそんな横着な考えでは人間は生きていけるものではない。
豊田佐吉翁正伝編纂所「豊田佐吉伝」より
勝者の心得
昨年6月の就任会見で、豊田章男(トヨタ自動車社長)は曾祖父の豊田佐吉が掲げた「豊田綱領」を引用した。「「産業報国の実を挙ぐべし」(よい物を作り社会に貢献すること)という理念を改めて共有します」と。世界一になることを急ぎすぎたトヨタは、佐吉から見れば少々「横着」だったということの反省でしょう。
「いくら儲けたい!」と考えることが、なぜ横着なのか。「世間」には自分のほかに他人がいる、他人がいるから飯も食えるし、着る物も着られるし商売もやっていけるのです」。要は、自分本位では世が栄えず、結果的に自分の首を絞めると言うことです。平凡な言葉ですが味わい深いものです。佐吉は数十年かけて開発した自動織機を惜しげもなく一般に公開しました。常識ある事業家たちはその行動を笑いましたが、これがきっかけで多くの織布会社の生産性が上がると佐吉は我が事のように喜んだと言います。この奉仕の精神が「世界のトヨタ」の源流にあるものでしょう。
敗者の錯覚
「心配している時間ほど無駄な時間はない」
名経営者であれ平凡な経営者であれ、1日に与えられた時間は24時間で変わりません。にもかかわらず名経営者はまるで1日が25時間、26時間あるかのように成果を挙げていきます。
平凡な経営者にはこなせない多くの懸案を片付け、会社を成長させてゆきます。名経営者が時間を有効活用できるのは仕事が速いからだけではありません。彼らは不要な心配をしないで、成果を挙げる為に必要なことだけに時間を使います。歴史に名を残す経営者の多くが、明るくハツラツとしているのは、くよくよ思い悩む習慣がないからです。
名経営者にも、心配事や悩み事は当然発生します。しかし成果が上がる経営者と上がらない経営者では、心配の性質が大きく違います。名経営者は「起きる可能性が高く、なおかつ対策が可能な問題」について悩むが、「起きる可能性が低い問題」や「対策が不可能な問題」にあまり悩みません。「めったに起こらないこと」に気をもんでも杞憂に終わるし、「対策のしようのないこと」について悩んでも、無駄な時間と考えます。
一方平凡な経営者は「悩んでも仕方のないこと」程心配し、眠れぬ夜を過ごします。
名経営者の悩みは「答えがある悩み」である為、真剣に考えればやがて正解にたどり着きます。だから名経営者は心配している時間が少ないのです。それに対して、平凡な経営者の悩みの多くは、そもそも答えがない。ここで答え探しの堂々巡りを始めると、他の重要課題の解決に必要な時間が奪われます。心配性の経営者は現状維持の選択を好み、会社の経営のリスク回避優先になる傾向が強くなります。その結果、思い切った事業展開が出来ず、会社の活力を失う原因を増やしがちです。万一の事態への心構えは大切ですが、不要な心配ばかりに囚われると、物事はおうおうにして前に進みません。
私は勝者でもなく敗者でもない実に平凡な経営者
長い商売を通じて、実は商売が上手くいったとき、それも大成功した時、今でもその理由が定かではありません。「後出しジャンケン」のように、相手の出方が判ったわけでなく、何か周到な対策を打ったわけでなく、本当に天からの贈り物のような経験が何度かあります。
一方、長年の計画を温めていよいよ計画実施「GO!」のサインを出した事業で、まともな成績を収めたビジネスもあまり経験したことがなく、経営者としては誠に平凡な「敗者の錯覚」の連続でした。そこで10年前から「儲けよう!」「これだけ業績を上げよう!」という目標を捨てました。毎月の業績に一喜一憂することなく、毎月お声をかけてくださるお客様に、ひたすら感謝の気持ちをお伝えすることを始めました。もちろん売り上げも減り、賞与の出ない会社では一人、また一人職員が退職していきました。売り上げも半分、社員も半分になり始めた頃から利益が上向いてきました。おかげさまで「今日100年に一度の不況」と言われますが、今年もわずかですが利益をいただいており、誠にありがたいことです。
会社の大小、利益の大きさでなく、事業継続のみ考える経営者に、あまり悩みはなく、その限りでは勝者ですが、大きな決断もせず毎日過ごすわが身は、敗者のようでもありと、そんな心境で毎日を過ごしています。
平成21年9月吉日
ミスズユニム株式会社 代表取締役 今井 将裕
オリジナルユニフォームのミスズユニム株式会社 オフィシャルページ
http://www.misuzu-unim.co.jp
ユニフォームのお問い合わせ
http://www.misuzu-unim.co.jp/inquiry/index.html
ユニフォームカタログのご請求
http://www.misuzu-unim.co.jp/inquiry/index.html#catalogue










